こんにちは。 五島サポステスタッフです。
7月26日(木)は、五島観光タクシー代表取締役の辻様のお話を伺いました。
☆「インクルージョン」とは?
「受容・包括」を意味する言葉だそうです。最近、よく聞かれる「ダイバーシティ」
という言葉は女性・高齢者・外国人、いろいろな方を分け隔てなく雇用しましょうと
いう考え方。 「インクルージョン」は、もっと広い意味です。性格の違いも受け入れ
るということです。人はそれぞれ違って当たり前。合わない人、自分と違う人も受け入
れようという考え方です。
「若者・子どもが少ない。働く人がおらんごとなる。おる人をどうにかして働いても
らおう。」「受け入れる側が変わらんば。」、「その人の良いところをうまく引き出
して会社に貢献してもらおうよ。」
辻さんの所属されている中小企業の経営者の集まり(同友会)ではこのような話がさ
れるそうです。 社会生活を送っていると、人間関係の悩みは必ずあります。
性格が合わない、違和感を感じる、溶け込めない・・・とそれぞれにストレスを感じ
ます。個性の違った人をつまはじきにするのではなく、受け入れて働いてもらうこと
を企業は目指していくのだそうです。
「自己肯定感の低い人も、赤の他人に“変わらんでよかじゃん”と認めてくれる人がい
たら、社会に出ても安心できるようになる。
会社社長さんでそう言ってくれる人がいればいい。働く人の個性を受け入れることが
できる社長さんを増やしたい。働くみんなは変わらなくていい。変わらないみんなの
力が企業を変える。五島を変える。」と辻さんは熱く語って下さいました。
☆みんながすることは
◎得意分野で頑張ること。
◎自分を受け入れてくれる場所を探すこと
自分が持っているものを伸ばし、安心していられる居場所を見つけることです。
生きているだけで人の役に立っています。役に立っていない人はいない。必要と
されていない人もいない。あせらずゆっくり探すことです。
☆家族
辻さんは、お子さんたちの不登校に悩まれた時期もありました。お子さんたちは、
今はしっかりした社会人になり元気に働いていらっしゃいます。
やんちゃだったお子さんの就職採用試験の面白いエピソードも伺いました。
面白い就職試験があり、彼は『戦闘能力が高い』と診断されたそうです。
そして採用されたそうです。その会社は戦闘能力の高い人を採用する会社だったのです。
もうひとりのお子さんはタクシーの運転手をされています。先日、観光案内をした際、
遠いところから見えたお客様にうれしいお手紙をもらったそうです。「4日間の旅程の
中コースの変更などもあり、大変でしたでしょうに、何も言わずに寄り添ってくれるよ
うな案内をしてくれてありがとう。」最高の誉め言葉ね。と親子で喜んだそうです。
介護タクシーの業務でも、利用者の方に喜ばれることが多いそうです。不登校をして苦
しい思いをしたので苦しい気持ちがわかるのです。「こうしたらああしたら言われるのは、
誰でも好かん。そうじゃなくて“どうしたいの?”と聞く。」
☆なかよし食堂
辻さんは『なかよし食堂』というワンコイン食堂の企画もされています。
なかよし食堂、毎月2回土曜日の11:30〜13:30開催です。
みんなで楽しくお食事しましょう♪食材を提供して下さる方、お手伝いし
て下さる方募集しています。
場所は木場町観光タクシー第3車庫奥『つぼみ』です。
たくさんのことを深く考える機会をいただきました。
辻さん、どうもありがとうございました!!!