- 2019.10.08 Tuesday
1人じゃないことの意味 (前編)
五島サポートステーションって
こういうお悩みの方が来ます。
でもね
こういうお悩みを持つ
ずぅーっと前のところから
悩んでいる方が多いのです。
だから、まず会いたい
と思っています。
先日、いつもサポステに来てくれる方.....
仮にAさんとしましょう。
Aさんが
「自分のことを話したい
みんなに聞いて欲しい」
こう言ってくれました。
Aさんは優しくて面倒見がよく
スタッフを含めみんなのことを
よく気にかけてくれる方です。
人前で話すのが得意では無かったはずです。
みんなで集まった時も
自己紹介など自分の番になると
来ちゃった...という感じ。
でも 話したい って言ってくれたのです。
みんなに です。
スタッフはすぐに動きました。
Aさんが話をする場をつくり
みんなに声をかける
仕事の調整をして
会の時間をとるなどなど
そして その会は開かれたのです。
とってもとっても辛い話でした。
家庭が複雑だったこと。
小学校からずっといじめにあっていたこと。
友達だけではなく
先生からも今でも傷が残るような
ひどい暴力を受けていたこと。
誰にも言えなかったこと。
周りの人をみんな嫌っていたこと。
みんなが消えれば良いと思うほど
嫌っていたこと。
(だいぶオブラートに包んでお届けしています。)
悲しいし、悔しい話でした。
サポステでは
”高校を退学して就職をしてないAさん”
として迎えることはありません。
辛いことはないかな?という感じ
希望する道を一緒に探すスタンスで
接していきます。
Aさんのことは
”何か悩みを抱えているAさん”
とは思っていました、
けれど日常の会話やこの会があって
"ずっとずっと辛い思いをしてきて
みんな消えてしまえと思っているAさん"
だということが分かりました。
今は違いますよ!!!
サポステに来たばかりのAさんは
近く人を睨みつけ
近づくな!!!!!
と怖い怖い....(当時のスタッフ談)
必死に自分を守っていたのでしょう。
それって
すごくパワーがいることだったはずです。
体中に力が入って
他に頭が回らなかったはずです。
Aさんが今のAさんになって
本当に良かった(T^T)
Aさんがサポステを信じてくれて
少しずつ会話が出をしてくれるようになって
受け入れてくれて
サポステ内のイベント企画も
してくれるようになって、
みんなが心地よく居られるように動いてくれて
良かった
1人じゃないから
1人にさせないからね
そんなサポステだから
Aさんの勇気が加わって
できた会だと思っています。
人が.....
急に変わるわけないでしょ
本当に少しずつ...
雪解けよりももっとゆっくり
進んだと思ったら
止まったり、戻ったり
でもその時間も大事
そして、今だって
少しずつ理想に近づいているといいな...
そして、
この会をやって良かった
そう思うことは
Aさんが話したあとにも起きました。
つづく
- 五島サポステについて
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